足を痛めない下駄・草履の正しい歩き方

身体の使い方

浴衣や着物を着て下駄で歩くと足が痛いのよね。下駄は硬いから草履にしたけど同じ。鼻緒ずれもするし…。夏は浴衣着たいのにどうにかならないかな?

というあなたの疑問に答えます。

実は、下駄や草履で足を痛めてしまうのは日本人としての歩き方が間違っているからです。

なぜなら、昔の日本人は下駄や草履を日常で履いていたからです。

結論を先に言うと以下の3つになります。

  1. 雑誌に紹介されている歩き方では下駄を履けない
  2. 下駄や草履の歩き方は小股
  3. 下駄・草履で歩くにはつま先に体重を乗せてはいけない

この記事では、下駄や草履で足を痛めないための日本人の正しい歩き方について書いています。

記事を読み終えたあとには、歩き方が理解でき下駄や草履で歩くと実際に楽になっているでしょう。

現代の歩き方は西洋系を模範

man and woman walking beside a road during daytime
現代の歩き方は西洋系を模範

僕たちが教わる歩き方は西洋系を模範としています。

なぜなら、大股で足を前に出す歩き方が数多くの雑誌や書籍で紹介されているからです。

大股での歩き方は、ヨーロッパの方々に適しています。

日本にいる海外の人の歩き方見ると、ゆったりと足を大きく出しているように見えませんか?

ヨーロッパの方々だけではなく、東南アジアの方々もゆったりと足を大きく出しているように見えます。

ヨーロッパ式の歩き方が雑誌で紹介され、ウォーキングなどの運動法としても紹介されているので、大股歩きが正しいと思ってしまいます。

大股歩きが広まり始めたきっかけは、明治時代に西洋化が進められ、学校教育にもヨーロッパの礼式が取り入れられ、西洋式の姿勢や歩き方が正しいとされてきたからです。

西洋化の流れが今も続き、姿勢や歩き方の基準がヨーロッパの人々に合わせたものとなっています。

下駄や草履は、日本の歴史で生まれた履物なので、日本人の姿勢や歩き方に適しています。

西洋系の姿勢と大股歩きで下駄や草履を履いても上手くいかないのです。

日本人の姿勢と歩き方

日本人の姿勢と歩き方

日本人は、骨盤を後傾させてやや小股で歩く民族です。

なぜなら、着物を着て下駄や草履を履いて生活していたからです。

実際に着物を着たことがある方はわかると思いますが、大股だと歩きにくいです。

男性用の着物も帯を締めることで、大股で歩くと裾がひっかかり歩きにくくなります。

以下の画像の骨盤を見てください。

僕の著書「優しい動き」から引用

左の女性は骨盤が前傾して腰がやや反り気味です。

右の女性は骨盤がやや後傾して腰が真っ直ぐです。

日本人は着物を着て生活してきたため骨盤が後傾しているのです。

骨盤の前傾と後傾をできるようにするトレーニングで日本人の姿勢をマスターしたい方は下記の記事をあわせてお読みください。

日本人と他の民族の姿勢の違いを詳しく知りたい方は下記の記事をあわせてお読みください。

骨盤を後傾すると、大股で歩けなくなり、能や伝統芸能のような歩き方になります。

日本人の姿勢は骨盤が後傾して腰が真っ直ぐ、正しい歩き方は着物に合わせて小股になります。

日本人の姿勢を理解できずに着物や浴衣を着て下駄・草履で歩くと足を痛めます。

次は歩き方について詳しく説明しますので最後までお読みください。

下駄・草履の正しい歩き方

下駄・草履の正しい歩き方

下駄・草履で正しく歩くには骨盤を後傾させて、つま先を少し浮かして歩きます。

なぜなら、骨盤をやや後傾すると体重がくるぶしの下(足裏のかかと側)にかかるからです。

実際に、骨盤を真っ直ぐかやや後傾気味にする 体重がくるぶしの下(足裏のかかとより)にかかり、体重がつま先にかからなくなります。

骨盤を真っ直ぐかやや後傾では、つま先が少し浮いたように感じます。

下駄・草履で歩くポイント
  • 骨盤をやや後傾させる
  • くるぶしの下(かかと側)に体重が乗る
  • つま先を少し浮かせる
  • 鼻緒はがっちりつかまない
  • 普段より少し小股で歩く

以下のイラストをご覧ください。

右のイラストは西洋の方々が取りやすい姿勢で骨盤前傾になります。点線より体が前に出ていますのでつま先に体重が乗ります。

骨盤前傾は、モデル姿勢やモデル歩きが上手になりますが、和服での歩き方には適しません。

左のイラストは、骨盤が真っ直ぐもしくはやや後傾していて日本人に合った姿勢です。点線上に体重が乗っています。

姿勢をイラスト左のように変えると、体重がくるぶしの下(かかと側)あたりに乗ります。

体重がかかと側に乗ると、下駄・草履の鼻緒は指にひっかけるような形になるので、指で鼻緒を力いっぱい掴む必要がありません。

鼻緒を指で力いっぱいつかむ必要がないので、鼻緒ずれをしません。

つま先を少し浮かせるようにすれば、鼻緒を軽く掴む程度(指に引っかける程度)になり、かかと側に体重が乗りやすくなります。

柳生新陰流という伝統的な剣術では「つま先を浮かせる(上げる)」が歩きの極意だと言っています。

柳生新陰流を学ぶ 江戸武士の身体操作 (剣道日本)""“>柳生新陰流を学ぶ 江戸武士の身体操作 (剣道日本)

伝承されている剣術は、日本人に合わせ築き上げたものなので間違っていないでしょう。

骨盤をやや後傾させてつま先を浮かし、体重がかかと側の真っ直ぐのラインに乗れば足、首や膝、腰を痛めることもありません。

正しい下駄・草履の歩き方は、骨盤をやや後傾させ、体重をくるぶしの下(かかと側)に乗せて歩くのです。

正しい歩き方ができれば、鼻緒ずれや足を痛めることがなくなるので行ってみてください。

着物・浴衣で下駄・草履を履いても足を痛めない方法のまとめ
  • 日本人と西洋の人は姿勢や歩き方が違う
  • 日本人の姿勢は骨盤をやや後傾させてつま先を浮かせる
  • やや小股で歩く
  • 日本人の姿勢をつくって着物で下駄や草履を履くと痛めない

本日はここまでです。

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参考文献

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