
いろんなトレーニングやエクササイズをしているけど、猫背が治らないんだよね。体の歪みを取るにはどうしたらいいの?
といったあなたの疑問に答えます。
実は、姿勢を根本的に治すにはセロトニンを増やす必要があります。
なぜなら、セロトニンが姿勢に重要な背中の大きな筋肉を効果的に働かせてくれるからです。
YouTubeで見たい方はセロトニンを増やす方法!疲れない正しい姿勢づくり!をご覧ください。
この記事では、セロトニンを効果的に増やす方法をお伝えします。
「トレーニングでも姿勢が変わるじゃん!」とエクササイズでうまく行っている方はページを閉じてOKです。
結論をまとめると以下の3つになります。
- 姿勢は長年の記憶➡コツコツ治す方が体に優しい
- 姿勢筋に作用するセロトニンを増やしながらトレーニングをする
- 朝日、リズム運動、呼吸でセロトニンを増やす
この記事を読み終えたあなたは、セロトニンを増やす習慣を身に付け、正しい姿勢を自然と身に付けてけていくでしょう。
トレーニングをしても姿勢が変わらない理由
筋トレをしても姿勢は根本的に変わりません。
なぜなら、あなたの姿勢は長年の生活習慣によって定着したものだからです。
実際に、整体やマッサージで猫背矯正を受けてもすぐに元に戻ったり、ジムでトレーナーに指導してもらいエクササイズをしているのに変わらない方が多いからです。
僕の整体院でも、他院で猫背矯正をしたけどすぐに戻る、ヨガをしているのに姿勢が変わらないというお悩み相談を受けます。
1時間の整体やトレーニングをした直後の姿勢はけっこう変わりますが、ほとんどの人は1週間後には元に戻っています。
よくあるビフォーアフターの写真は整体直後やトレーニング直後なんですね。
消費者側のお客様はビフォーアフターの写真を見て、整体を受ければ猫背が治ると勘違いしてしまうのです。
トレーニング直後よりも1週間後や2週間後にも変わらずに姿勢を維持して、快適に過ごせているかが大切です。
1週間後、2週間後でも正しい姿勢で過ごすためには生活習慣を変えないといけません。
もし、あなたが猫背であれば、猫背になる生活習慣を変えなければ、どんなに良いトレーナーのトレーニング指導を受けても治りません。
猫背になる生活習慣を変えないかぎり猫背は治らないのです。
正しい姿勢には以下のメリットがあります。
上記のメリットを手に入れるためにも、生活習慣を変えましょう。
と言われても「どんな習慣をつくればいいの?」と疑問があると思いますのでお答えします。
姿勢筋に働きかけるセロトニン
歪んだ姿勢を柔らかく整えるためにはセロトニンを増やすことが大切です。
なぜなら、セロトニンには以下の効果があるからです。
などの効果があります。
「そもそも、セロトニンって何?」と思った方にまずお答えします。
セロトニンは脳内で働く神経伝達物質のひとつで、精神のコントロールや安定に作用し、集中力を上げてくれます。セロトニンが日中にしっかり分泌されると、夜にメラトニンという物質に変わり、睡眠の質を高め、体の炎症(腰痛や肩こり、痛み)などを修復してくれます。このセロトニンは、背中の脊柱起立筋という大きい筋肉に作用して、効果的に働かせてくれます。顔の抗重力筋にも作用するので美容面でも活躍してくれるのがセロトニンです。
セロトニンを簡単に説明すると上記のようになります。
姿勢を正そうとトレーニングを頑張っても、姿勢筋を効果的に働かせるセロトニンが日中にしっかり出ていないと姿勢を変えることは難しいのです。
自分の筋肉に力を入れて作る姿勢は疲れますが、セロトニンが増えて姿勢筋が働いてくれると自然と楽に立ったり座たっりできるので疲れにくくなります。
なので、セロトニンが増える習慣をつくり、トレーニングをすると正しい姿勢になり疲れにくくなっていきます。
日本人の姿勢や外国の方の姿勢について理解しトレーニングをした方が効果的ですので、あわせて以下の記事をお読みください。
セロトニンが増える生活習慣についてお伝えします。
セロトニンを効果的に増やす生活習慣

セロトニンを増やす方法は以下の3つです。
ひとつひとつ詳しく解説していきます。
太陽の光を浴びる
朝日を浴びると脳にスイッチが入り、セロトニンが増えます。
ですから、 朝起きたら、カーテンを開け朝日を浴びてください。
なぜなら、目に太陽の光が当たり、脳へ届くとセロトニンが出るといわれているからです。
ただし、直接太陽を見るのは危険なのでやめてください。
額に陽の光が当たればOKです。
時間としては5分くらいです。
「曇り、雨ならダメじゃん」と思った方もいるかと。でも、大丈夫です。
曇り、雨、雪でも太陽の光はしっかり届いています。
なので、朝は窓際でくつろぎながらコーヒーを飲む、朝の通勤で意識的に額に陽を当てるように歩くなど工夫しながら取り組んでください。
リズム運動をする
散歩などのリズム運動をするとセロトニンが増えることがわかっています。
散歩に限らず、心地よい程度のランニングでもセロトニンが増えるといわれています。
ランニングの場合は20~30分を過ぎたあたりから疲れはじめ、「頑張ろう」という気持ちになりついつい頑張ってしまうかもしれません。
マラソン選手が実年齢より老けて見えるように、ランニングのやり過ぎはアドレナリンという緊張、闘争ホルモンが出過ぎてセロトニンとは逆の効果が出てしまいますので、心地よい程度で終わらした方がいいでしょう。
ランニングよりも、朝日を浴びながら10~20分散歩する方が健康的に姿勢をつくれます。
なので、散歩の方がおすすめです。
雨や雪が降ると散歩はできませんが、セロトニンを増やすおすすめの体操があります。
中国古武術の気功鍛錬法「 スワイショウ」です。
両手を振るだけの体操で誰でもできるので、下記に動画リンクを貼りましたのであわせてご覧ください。
呼吸を整える
呼吸をゆっくり行うだけでもセロトニンが増えることがわかっています。
呼吸をゆっくり行うとセロトニンも増え、副交感神経が活性化しリラックス効果や自然治癒力のアップも期待できます。
また、ゆっくりした呼吸は古くから瞑想にも取り入れられてきものなので、集中力のアップにも繋がります。
そんな、セロトニンが増える呼吸法は超簡単です。
楽に吸ってゆっくりと吐くだけです。
最初は椅子に座って行うといいでしょう。
椅子に座り、あなたの一番呼吸が楽に行える姿勢を見つけて、呼吸をゆっくりするだけです。
楽な座り方は下記動画を見るとわかりますので、あわせてご覧ください。
5分もすればリラックスして気持ちが落ち着いてくるのがわかるでしょう。
朝日を浴びつつ、ゆっくり呼吸をしながら散歩するのもおすすめです。
ぜひ、続けてセロトニンを増やして姿勢を整えてください。
怒られることを言いますが、「一瞬で整うなんて魔法はありません。」
姿勢は日々の生活習慣によって歪むものなので、いきなり整うのはほぼ無理です。
もう一度、姿勢を整えるメリットを思い出し、長い目でセロトニン習慣をつくっていきましょう。
3ヶ月、1年と続けていくと必ず成果が出ますので、楽しみながら続けてください。
本日はここまでです。
セロトニンを増やしながら姿勢を変えるならこちらの電子書籍がおすすめです。